引き続き、お話シリーズです。(ぷりんにウケ続ける限り、頑張る!)
今回は、おむすびころりんのお話です。
もし、贅沢なねずみ?だったら・・・のお話です。
ここから先は、夢がこわれてしまうかもしれませんので、覚悟して読んで下さいね。
おむすびころりん
あるところに、お爺さんとお婆さんが暮らしておりました。
お爺さんは、山へ木の枝を切りに出かけました。一日仕事なので、お婆さんは、はりきって、お弁当を作り、お爺さんに持たせました。
「そろそろ、昼ご飯にするかの…。今日は、婆さんが張り切って作ってくれた愛情弁当じゃ。楽しみ楽しみ!」
パカッ!
「おぉーー!!って、
ただの日の丸弁当じゃねぇかっ!!」
(一体、婆さんは、早起きして何しとったんだか…。ブツブツ…。)
仕方なく、お爺さんは、日の丸弁当を握りだし、おむすびにしました。
「そうじゃそうじゃ、デザートとか言って、もう一個あったな…。」
パカッ!
「おぉー!!って、
これは、おかずやろ…。唐揚げ、ポテトフライ…」
(なんで、これがデザートになるんじゃ…。危うく、おむすび単品、おかず単品で食べなきゃならんようになるとこやった…。)
お爺さんが、おむすびを食べようとすると、手を滑らせて、おむすびを落としてしまいました。
ちょうど、坂道だったため、おむすびは勢いよく転がっていきます。
お爺さんは、慌てておむすびを追いかけました。
すると、おむすびは・・・ドスッ!と偶然あった穴に落ちてしまいました。
「痛っ!!お、お、おむすびころりんすっとんとん…」
「おや?何か聞こえたぞ。」
「お、おにぎりかー。痛かったんで、次は、唐揚げがいいなぁ~」
「か、唐揚げ?」お爺さんは、仕方なく、お婆さんが作ってくれた唐揚げを穴に放り込みます。
「唐揚げころりんすっとんとん♪」
「穴の中に何かいる…。」お爺さんは、怪しみ始めました。
「次は、ポテト!」
またまた、お爺さんは、ポテトフライを放り込みます。
「ポテトフライころりんすっとんとん♪」
「間違いない!何かがいる!!何がおるんじゃろ…」お爺さんは、穴をのぞき込みました。
すると… たんこぶを作ったねずみが言いました。
「見てしまったのですね…。残念です…。見られてしまっては、恩返しもできません。
さらばじゃぁ~。」
「ただ食いしただけやないかーーー!」
ちゃんちゃん
またまた、最後には、話が変わってしまいました。
でも、好奇心に負けずにいれれば、いいことあったかも…。