お出かけ

北山村の筏下りに挑戦 1

投稿日:2018年5月29日 更新日:

さてさて、今回のメインイベント!

筏下りです。

筏下りの歴史

 筏流し

前回で北山村のぉ話は、したと思います。
なので、そこは省いて…。

良質の杉に恵まれた北山はかつて林業で大いに栄えてました。
紀の国=木の国と言われるほど重要な場所でした。
北山川流域の木材は京都の伏見城、遠くは江戸城でも数多く使用されたいたようで、当時は木材の一大ブランドでした。
トラックなどの輸送手段がない時代、木材を運ぶ手段は筏(いかだ)流しでした。
伐採された木材を組んで筏にし、「筏師」たちによって険しい渓谷を乗り越え、新宮まで届けられました。

大台ケ原から新宮市

ちょっと、新宮市までがわかりにくいですが、結構な距離ですよね。

筏は大台ケ原方面から新宮まで北山川を流し運ばれ、北山村大沼付近が中継点となっていて、上流の筏師はここから引き返し、下流は北山村の筏師が引き継ぎ、新宮まで材木を運搬していました。

そして、昭和40年代に入りダムが建設され、筏師は姿を消しました。
でも、1979年に北山川観光筏下りとして筏流しが復活し、当時の筏師が復帰し、今の筏下りで活躍しています。

おくとろキャンプ場
https://travel.rakuten.co.jp/yado/spot/wakayama/S30010445_map.html

筏の雑学

いかだ

筏に使う木材は40~60年のものを使い、作りはじめから完成まで約4ヶ月。
作った筏は約3年ぐらいは、第一線で働きます。

ちなみに筏師さんは、一人前になるまでに約3~4年かかるそうです。

筏下り 出発!!

スタート地点

集合場所から、バスに揺られて10分程度だったと思います。
バスから、ちょっと急な階段を下っていくと、筏がいっぱい!!!
そこで、すでにテンションがMAX近くまで上がります。

最初の難関

そして、いざ乗船?!

最初は、ゆっくりと筏が岸を離れていきます。
その時は、「座っていて下さぁ~ぃ!」と言われ、わくわくドキドキで座っていると、すぐに「では、皆さん立って、手すりにしっかり掴まっていて下さい!」と言われ、慌てて立ち上がり掴まっていると、あっという間に最初の激流へ。

激流

最初に発した第一声は、「冷たっっ!!」でした。
その後も、あまりの水の冷たさに怖さよりも、水にかかることの方が恐怖でした。
その上、最初の激流であっしだけが、びしょびしょ…。
顔にまで水がかかり、ぷりんに大爆笑されました。

ちなみに最初の瀬であるオトノリはかつて弟乗りといわれ、後継ぎの長男は乗らないといわれたほどの激流だったそうです。
ここを乗り切る北山村の筏師の櫂(くさび)さばきは筏師の華なんだって。

筏師

その後、すぐにゆったりとした流れのとこに…。
にゃんだか、筏師さんが忙しそうです。筏をまっすぐ流すために結構、大変そうです。
岩の部分に竿?を指して、ぶつからないようにしたり、縄を使ってみたりと忙しそう…。
岩に刺す場所も決まっていて、最初はそこを覚えることから始まるらしい…。
そりゃ、大変だっ!!

筏師

ゆったり筏下り

最初の激流を超えると、後はゆったりと流れに身を任せて、まわりの風景を見ながら、流れていきます。天気は、いまいちだったけど、ちょうど良かった感じです。暑くもなく、寒くもなく…。
後は、ずっと筏師さんとおしゃべりしてました。

水が綺麗

ゆったり筏下り

こんな感じで景色もいろいろ変わります。

と、今回はこの辺で…。

次回は、続きを紹介しまぁ~す。

 

-お出かけ

執筆者:


  1. キリン より:

    初めまして、筏下りに一緒に乗っていたものです。
    凄い!筏下りって、こんなに深い歴史があったんですね!!
    このブログで筏下りを倍楽しめちゃいました✨
    続き、楽しみにしています( *´艸`)

    • puddingland より:

      ブログを読んで頂いて、ありがとうございます。
      あっしもここまで歴史のあるものだとは知りませんでした。
      他にもいろいろ、旅行の話ものってるので、
      楽しんでもらえると嬉しいです。

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