日本で唯一の筏下りに行こう!ということになり、日本で唯一の飛び地の村「北山村」に行くことになりました~。
「北山村」は奈良県と三重県の県境にあり、周りは奈良県と三重県だけなのですが、なぜか住所は和歌山県北山村。
昔、村で伐採した木材を和歌山県の新宮市に筏で輸送していたので、新宮市と同じ和歌山県がいい!という村の人たちの希望がとおり、和歌山県になりました。
なので、飛び地です。
そして、平成の大合併で他の村がなくなり、唯一の飛び地の村になりました。
北山村のサイトを見ると、「大阪・美原JCTより125km、約2時間40分」とあったのですが、ナビに設定してみると4時間以上。
筏下りの1便は10時20分までに受付を済まさなきゃいけないので、ナビを信じて朝5時30分に出発。
道が空いてたせいもあるのですが、コンビニに寄っても3時間で到着してしまいました~。
と言っても、樫原市から169号線から168号線を通ったのですが、途中、川に沿って走ります。
その道が曲がりくねっていて、そこで久々の車酔い。
その上、最後には車1台しか通れない道で対向車が来ないかドキドキハラハラ。
到着した時にはもう疲れきってしまって、案内図の下で放心状態でした(>_<)
やっと9時前に立ち直り、まずは筏下りの受付をします。
受付は9時からだったのですが、笑顔で対応してくれました(*^-^*)
その後、観光センターから歩いてすぐの吊り橋へ。
思っていたかんじとはちょっと違っていて、さびていて渡っても大丈夫!?というかんじ。
渡り始めると揺れがひどい。
恐る恐る真ん中まで行きます。
すると、最高の景色が現れました(^O^)/
天気が今ひとつだったのですが、それでもうわ~と声が出るぐらいのすがすがしさです。
風がなかったので、川面にもきれいに新緑が映っています。
と感動していると、バイクの音が。
振り向くと、バイクが3台、橋に入ってきます(@_@)
この橋は車の通行がOKのようなのですが、入ってくる車やバイクがあるとは思っていなかったので、橋の端で通り過ぎるのを静かに待ちます。
そのまま景色を堪能していると、バイクが戻ってきました。
橋の先になにがあるのか聞いてみると、小さな道があるだけで何もないとのこと。
なので、真ん中でUターンして、戻ることにwww
おくとろ公園には、キャンプ場やテニスコード、ステージ広場などがあります。
その周りには遊歩道もあります。
遊歩道からも北山川がきれいに見えます。
ロッジやバーベキューをするスペースもあり、のんびりするにはもってこいですよ。
少し離れると携帯も圏外になるぐらいですから(^_^;)
その遊歩道にはなぜかカッバがいっぱいいました。
家に帰って調べてみると、北山村付近にはかっぱ伝承が多くあるみたいです。
かっぱだけでなく、マムシも出るようなので要注意ですよ(>_<)
ちょっと散歩したらおなかが空いたので、名物を食べることにしました。
「北山村」の名物は「めばり寿司」と「じゃばら」
めばり寿司とは、熊野地方、吉野地方の郷土料理で高菜の浅漬けの葉でくるんだ弁当用のおにぎりです。
熊野水軍の見張り役が片手で食べたことから「見張り寿司」と言われていたのが転じて「めばり寿司」となったそうです。
中に何も入ってないのですが、ほんのりとした高菜のピリ辛さがあり、美味しかったです。
じゃばらは、北山村が原産地の柑橘類の果物です。
自然交配でたまたまできた果物なので「幻の果物」とも呼ばれています。
味は強烈な酸味と苦味があるそうでジュースで飲みやすくしてあるはすなのですが、それでもすっぱさとにがみが十分に伝わります。
「邪(気)をはらう」ところからこの名前がつけられており、北山村では昔から正月料理にかかせない縁起物の食材だったそうです。
今は、花粉症やアトピーなどのアレルギーに効果があるとテレビ番組で特集されたこともあり、人気の果物になっています。
ただ、正しい飲み方をしないと副作用ありなのだそうです(*_*;
おなかもいっぱいになったので、次は筏下りに挑戦です。
次回は筏下りの模様を報告させてもらいますね。