お正月前に別宅の栃木に来て、お餅が平べったく大きな板みたいなのが販売されていて、びっくりした!
「なんだこれ?!」と聞いてみると、東日本では、角餅で30cm角ぐらいの板を切って、食べるそうな。ちょっとしたカルチャーショックでした。
お餅
「餅」という言葉の語源には、いろんな説があります。
「望月」から由来しているという説
望月(もちづき)とは、満月のこと。満月のような円の形は円満の象徴と考えられていました。
望月からとって「もち」と発音したりするようになったのではないかという説。
中国・台湾語「モアチイ」語源説
中国の福建省や江南地方や台湾では餅のことを「モアチイ」と発音する。
餅が、日本に渡来する際、「モシアイがモチに転化した」という説。
「持ち歩くご飯」説
餅は、小さくて腐りにくいので昔は弁当としても重宝されていた。
「持ち歩くご飯」という意味で「もち」と呼ばれるようになったという説。
いろんな説があるようです。
角餅
東日本では、四角い餅が使われます。
四角い餅は。のし餅とも呼ばれ「敵をのす(倒す)」と縁起を担いで作られたとも言われています。
また、江戸は人口も多かった為、手早く大量に作れる大きなのし餅を切り分ける角餅文化が広がりました。
丸餅
西日本は丸い小餅を食べることが多いようです。
そもそも、雑煮発祥の地、京都では餅をついて一つ一つ手で丸める丸餅を用いていたようです。
境界線
では、角餅と丸餅の境界線は、どこ?
ってな疑問が生まれた。調べてみると、関ヶ原の境目ぐらいが、ちょうど分かれ目のようです。
こちらの地図だと、黄色と緑の境目ぐらいかな?
もちろん、地域によっても例外があり、東日本が全て角餅!西日本が丸餅!と決まっているわけではなく、山形県庄内地方、酒田市、鶴岡市は、どうやら丸餅のようです。関西では、鳥取、高知、宮崎は、角餅のようです。
では、今度は、お雑煮のお話をしますね。