さて、今回は、グリム童話の紹介です。
グリム童話
グリム童話は、日本でいう民話のように、ドイツで昔から語り継がれていた話を童話としてグリム兄弟が編集して、約250編を収めた童話集です。
グリム兄弟の創作ではないため、最初に出版された時には、『子どもと家庭のための昔話集』というタイトルがつけられていました。
日本昔話や民話の世界版みたいなものですな。
何年か前に、『本当は恐ろしいグリム童話』というのが流行りました。
多くの人に語り継がれいくうちに、元々の話とは全く違う話となってしまったんでしょー。
グリム童話の代表作
『白雪姫』、『灰かぶり(=シンデレラ)』、『三匹の子豚』、『赤ずきん』などが有名です。
グリム童話からの紹介は、『オオカミと七匹の子ヤギ』です。
本当の『オオカミと七匹の子ヤギ』は、子ヤギがたべられちゃったりしますが、最後には、子ヤギも助かって、オオカミだけ井戸に落ちてしまうお話ですが、ここで・・・もしオオカミがちょっとおバカだったら・・・のお話を紹介しときましょぉー!
夢が壊れてしまうかもしれないので、ここから先は覚悟を決めて、読んでくださいね!
オオカミと七匹の子ヤギ…?
ある所にお母さんヤギと7匹の子ヤギが暮らしていました。
ある日、お母さんヤギは街へ出かけることになり、子ヤギたちに「誰が来ても、決してドアを開けてはいけませんよ」と厳重注意をして出かけました。
そこへオオカミがやって来ます。
「おばちゃんは、出掛けた!残るは、旨そうな子ヤギだけゃ。腹いっぱいにさせてもらおか…。」
ドアの外から声を掛けます。
「お母さんですょ。帰ってきましたょ。」と声をかけますが、子ヤギの返事は…
「お母さんは、そんなガラガラ声じゃないよーだ!」と、子ヤギ達もバカではありません。
オオカミは、慌ててのど飴を買いに行きます。
「お母さんですょ。帰ってきましたょ。」とまた声をかけますが、子ヤギの返事は…
「お母さんだったら、綺麗な足を見せて!」やっぱり、子ヤギの方が頭がいい!
オオカミは、慌ててエステに行きます。
残念ながら、エステに行ったのが運のツキ…。
全身脱毛をされてしまい、つるっつるっになってしまったオオカミは、恥ずかしくて森へ一目散で帰ってしまいましたとさ。
「エステなんて、大嫌いだぁーーー!!」
チャンチャン。
オオカミって賢い動物だと思っていたのに…。なんでこうなるかなぁ~。
次回は、イソップ童話のお話です。