車を運転する時、音楽をかけています。
ラジオ派の人も多いと思うのですが、私はお気に入りの音楽派です。
ただ、いくらお気に入りの音楽と言っても飽きてしまうこともあり、その時はラジオを聴いたりするのですが・・・
先日、音楽に飽きた日があり、ふと世界で一番長い曲って何だろうと思い、その曲なら飽きないかも!?と思い、調べてみました。
『Organ2/ASLSP(As SLow aS Possible=できる限りゆっくりと)』
この曲は、アメリカの現代音楽家のジョン・ケージさんが作曲されました。
演奏時間は、639年!!
どうやっても全部聞くことは無理です(@_@)
これはもともとは20分の曲なのですが、できるだけゆっくりとと言う題名から解釈されて、この演奏時間になったそうです。
この曲は、作曲者のジャン・ケージさんが亡くなられたのち、2001年9月5日からドイツ・ハルバーシュタットにあるブキャルディ廃教会で演奏が開始されました。
639年という年数は、演奏されているブキャルディ廃教会にオルガンが初めて設置された1361年から演奏が開始された2001年までの時間を示しています。
2001年からということは、いまだに演奏されているってことですよね。
どんな演奏なのかというと・・・
最初の一年半は「無音」。
その後、やっと2003年に最初のコードがついに演奏され、
2004年に1音加えた次のコードが演奏されました。
そして、2006年にようやく3つ目のコードが演奏されたそうです。
このようにできるだけゆっくりと演奏され、2640年まで演奏が続けられる予定になっています。
この信じられないような壮大なプロジェクトは、「ジョン・ケージ・オルガン・プロジェクト」という企画集団によって行われており、演奏のコンセプトを『変化の早い現代社会における平成と緩慢な時の流れの再発見』と語っているそうです。
もちろん、今も演奏されているので、ブキャルディ廃教会に行けば、誰でも聞くことができます。
音がなる瞬間に立ち会えたら、すごくうれしいかもしれませんね。
『Vexations(ヴェクサシオン)』
この曲は、フランスの作曲家エリック・サティさんが作曲されました。
ギネスに認定された世界一長いピアノ曲です。
演奏時間は、18時間!!
これも全部聞くには、忍耐力が必要ですね(^_^;)
この曲の楽譜なのですが、実はたったの1ページだそうです。
この曲、拍子記号も小節線もない楽譜に並んだ52拍分の音を840回繰り返すという構成になっており、テンポの指示は「Très lent =非常に遅く」なので、1回弾くのに約1分半ほどかかるそうです。
それを840回繰り返すと・・・18時間になります。
『常動曲』
この曲は、ドイツのヨハン・シュトラウス2世さんが作曲されました。
演奏時間は、無限!!
というのも、始まってから終わりにくるといつも最初に戻るので、絶対に終わらない音楽なんだそうです。
『ニーベルングの指環』
この曲は、ドイツのヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーさんが作曲されたオペラ作品です。
上演時間は、15時間!!
ですので、4夜かけて連続上演されます。
・序夜「ラインの黄金」2時間40分
・第一日「ワルキューレ」3時間50分
・第二日「ジークフリート」4時間
・第三日「神々の黄昏」4時間30分
の4部作で構成されています。
これなら、どうにか耐えれるろうから、一度観てみたいかもwww