涼を求めて、京都貴船の川床へ行ってきました。
川床の歴史
京都にて川床が始まったのは、安土桃山時代から江戸時代にかけてだそうです。
鴨川を初め、貴船、高尾と避暑を求めて、料理店や茶屋が川の上や、屋外で川のよく見える位置に座敷を作り、料理を提供するのが始まりだそうです。
その中で、貴船の川床は大正時代に始まりました。
昔から避暑地としても知られている貴船、川の真上に座敷を作り、足を川の水につけて、涼を感じられるようにと、川面に設置したのが起源だそうです。
最初は、その場で料理を食べることはしていなかったようですが、お客さんからのリクエストが多々あり、川床でそのまま食事をできるようにしたそうです。
京都貴船 ふじや
こちらは、創業天保年間以来、川魚生簀料理を一貫して、提供されてきた「元祖川床」ふじやさんです。
のれんをくぐると、こんな感じで、とても感じがいいです。
ロビーから見ると、ホントに川の上にお座敷が…。
そして、こちらの小さな暖簾をくぐって、下に降ります。
川床からの景色
お邪魔した日は、天気が悪く、今にも雨が降りそうでした。
実は、前日は大雨!
水の量が、多いこと…。
さらさらと流れる…どころか、ザァーザァー状態でした。
反対側の景色です。
まだ、新緑が綺麗です。
川面にカメラをギリギリまで、近づけてのアングルになります。
お料理
最初に、とち餅が出てきました。
タワーのようなものが…。
どれも手が込んでいて、美味しいです。
残念ながら、お品書きがないので、記憶を元に書くことになるので、間違ってる可能性も多少なりともあるかと思います。ご了承下さいまし。
ゆばと鰻だった気がする…。
お味は、京風なので、あっさりしています。
そして、この色鮮やかなお魚は、鯉です。
鯉のお刺身なんて、骨が多くて、苦手だったんですが、こちらで食べた物は、たまに小骨はありましたが、全然川臭さもなく、旨かったです。ちょっと、量が多めではありましたが…。
そして、鱧(はも)と鱒(ます)です。
鱧は、きっちり骨切されているので、しっとりと食せました。
鱒は、これまた旨い!!
と、ここで雨が…
川床も満喫し、ちょっと寒かったりもしたので、お部屋に移動することにしました。
正直、川の音がうるさく、おしゃべりもできない状態だったので…。
少し長くなったので、続きは、次回とさせていただきます。