おいらは猫である
こないだ、先輩ニャンコが話をしたようなので、おいらもちょっと話してみるか…。おいらは、真っ黒ニャンコで先輩ニャンコのように鈴は付けていない。あんなうるさい鈴をつけてたら、走り回れないではないか!
ちっちゃい頃
おいらは、外で生まれた。チビの頃にうろうろしてたら、人間に捕獲された。どうやら、道路に飛び出そうとしていたようだ。チビだったので、人間なんぞに捕まってしまった。無念である…。でも、エサに困ることはないので、快適だ。
その後、おばちゃんとおばあちゃんの2人が住んでる家に連れて行かれた。白ニャンコと一緒にこの家にやってきて、最初は、1匹だけ引き取るつもりのようだったが、結局選べずに白ニャンコ共々、引き取られた。白ニャンコとは、すぐに仲良しになり、一緒に遊び、一緒に寝た。白ニャンコとの追いかけっこは、楽しかった。走り出すと周りが見えなくなり、物は落とすは、散らかすわで、おばちゃんに「静かにせぇー!」と怒鳴り散らされたことも…。
白ニャンコとは、お昼寝したり、遊んだりと楽しい毎日だった。先輩ニャンコとは、区画割されていたようで、ほとんど会うこともなく、進入禁止区画もあったりしたが、気にはならなかった。
白ニャンコと先輩ニャンコの仲は、最悪で、おばちゃんがよく仲裁をしていた。
でも、白ニャンコは、突然いなくなった…。
先輩にゃんこ
先輩にゃんことは、それほど仲は悪くない。先輩ニャンコとも遊んでやらないといけないので、追いかけ回すが、先輩ニャンコは逃げるばかりだ。ごくごくまれに追いかけてくるが、振り切れるぐらいの速さである。ただ、先輩ニャンコは、爪切りをしてもらってないらしく、鋭利な刃物を所持している。あんな武器には勝てる気がしないので、あまり、ちょっかいを出さないようにしている。
遊び
仕方がないので、おばちゃんと遊んでやる。夕食の後にねこじゃらしの棒に紐が付いてるもので、遊んでやる。
「ほら、くろろ、行くでぇ~」との掛け声とともに、ねこじゃらしが放り投げられる。
仕方ない!取りに行くか…。
ダダダダダダァー!
パクッ!これを持っていけば、喜んでまた投げよる。単純である。
「そぉれぇ~~」
また、投げた!
ダダダダダダダァー!!
「ちゃんと、持ってくるなぁ~。えらい!えらい!!そぉれぇ~」
ダダダダダダダダァー!!!
「もう一回!!」
ダダダダダダダダァー!!!!
はっ!!
ひょっとして、遊ばれてるのは、おいらか?!