犬の記憶力には「短期記憶」と「連想記憶」があります。
人の「短期記憶」は数10秒から数10分間なのですが、犬の場合は10秒程度だそうです。
ですので、トイレの失敗をすぐに叱らずに、時間をおいて叱った場合、何度叱っても犬はトイレの失敗をいけないこととは覚えられません。
ただ、時間をおいて叱った場合に、しゅんとした顔をして反省しているポーズをすることがありますよね。
だから、わかってるんだ!と思ったりするのですが・・・
実は、あれは反省しているわけではなく、飼い主さんが怒っているという雰囲気を感じて、許してもらうために申し訳なさそうな態度をとっている可能性が高いそうです(^_^;)
その代り、犬は物事を関連付けて記憶する「連想記憶(長期記憶)」が得意です。
犬はいろいろな情報を関連させて物事を記憶しようとするので、人の顔だけでなく、匂いや声などと一緒に覚えているそうです。
人と同じように、犬の「連想記憶」も、長いものでは生涯忘れることなく、記憶として保存されると考えられています。
盲導犬が役目を終え、パピーウォーカーの家族に会った時に大喜びしているのをテレビで見たことがあります。
その時に犬の記憶力ってすごいんだって思ったのですが、
さすがに10ヶ月、一緒に生活していたんだもん、そりゃそうだよね!と思ったりもしました。
それが、先日、犬の記憶力のすごさに驚かされることがありました。
数日前、東京に行くことがあり、大好きなワンちゃんのビービーに会うことができました。
このワンちゃんは、私がトイプードルを飼うと決めることになったトイプードルトリオの1ワンコです。
以前、飼っていたボロニーズのりりりの姉妹犬がそのおうちで飼われていた縁で仲良くなり、8年前ぐらいまでは1年に1度ぐらい遊びに行かせていただいていました。
その時からビービーは飼われていて、とっても人懐っこく、頭もよく、ボール遊びが大好きで、ボール遊びを始めたら、飽きずに1時間でも遊んでいるワンちゃんです。
ビービーはもう今年14才ですし、もう5年以上会っていなかったので、すっかり忘れられてしまってるだろうな~と諦めながら、ご対面。
めっちゃ緊張しているし、ブルブル震えています(>_<)
もちろん、目も合わしてくれません。
緊張をほぐすための欠伸の大連発・・・
やっぱり、すっかり忘れられていました(:_;)
それでも、大好きなビービー。
おうちの人にも協力してもらって、時間をかけて、近づいていきます。
ビービーはもう年のため、人の声が聞こえなくなっています。
ですので、床をたたいて、気を引きます。
それを延々とつづけていたら、ビービーの方から近寄ってきてくれました。
におい確認です。
めっちゃクンクンされました。
思い出してくれました。
ペロペロ攻撃開始です(^O^)/
ビービー、覚えてくれていたんだ~( ;∀;)
もう泣きそうです。
その後は、ビービーのほうから抱っこして~と寄ってきてくれました。
緊張も恐怖感もないとってもよいお顔が見れました!!
ここのおうちには、りりりの姉妹犬が亡くなってから、おうちに来ることになったボロニースのルイルイもいてます。
ルイルイは人見知り、犬見知りのするワンちゃんです。
おやつで釣っても、この距離が精一杯((+_+))
ここで、こちらが一歩近づくと、そのままバックされてしまいました。
メロンを見つけて、とってもいいお顔です。
今回はちょっとの時間しか居れなかったので、今度はビービーに忘れられないうちにゆっくりと遊びに行き、出来るなら、昔のようにボール遊びをするつもりです。
あとは、ルイルイと仲良くなるぞ~!!