九份に着いて、最初に霞海城隍廟(昭靈廟)をお参りしてきました。
まずはこのお寺の簡単な説明から・・・
このお寺は、1923年、少年が金採掘仲間と泥で神の像を作って遊んでいたところ、神が憑依し、「われは大稲埕謝将軍の宿りしものなり。鶏山の霊気はわが神と縁あり。汝ら朝夕に香を焚き奉るべし。後に霞海鎮守の寺を建てるべし。」と言いました。
そこで金で炉を作って供養したことから始まっています。
このお寺には、他の台湾のお寺と同じようにいろいろ神様が奉られているのですが、真ん中に司法の神、城隍爺が奉られています。
また、毎年の霞海鎮守の寺祭は、北港の媽祖行列と並んで、台湾の二大宗教活動と言われています。
お寺、お寺と言ってしまっていますが、実は微妙に違うようです。
「城隍廟」とは、城(城壁)と 隍(堀)の神である城隍神をお祀りする廟のことで、中華文化では都市の守護神として信仰されているそうです。
中華では、仏教など外来宗教の建物を「寺」といい、中華固有の宗教建築を「廟」と呼ぶそうです。
なので、このお寺も「寺」でなく、「廟」で、土地の太平を守る象徴となっているそうです。
と難しい話はここまでにして。
正面に金の炉があります。
これが、少年が作った炉だそうです。
と言っても、何度も修復されているそうですが・・・
台湾のお寺は、向かって右から入り、左から出るそうです。
なので、ガイドさんに案内してもらって、右から入っていきます。
入ったところにお線香がありました。
台湾のお寺では、神様の数だけお線香をもって、1つずつお供えして、お参りするそうです。
お寺の中はとても暗いのですが、煌びやかな装飾が施されています。
ガイドさんから装飾の意味や奉られている神様の説明もいろいろ聞いたのですが、聞きすぎて、ごっちゃになってしまいました(^_^;)
右側と左側に奉られている神様の大きさが違っていたのにも、ちゃんと意味があるのですが、こちらも忘れてしまいました。
その時はめっちゃ感心したのだけ覚えてるのですが(>_<)
(もし知ってらっしゃる方がいたら、教えてください・・・)
お寺に来たんだからせっかくだし、おみくじも引きたいと思っていたのですが、台湾のおみくじの引き方は、日本と違って難しい。
なので、あきらめていたのですが、ガイドさんが丁寧に教えてくださるとのことなので、挑戦しました。
まずは、神様に住所と名前を言ってから、占ってほしいことを言います。
その後、三日月型で、片面が平ら、片面がふくらんでいる赤い木片を2つ同時に投げます。
この時、もう一度占ってほしいことを心で願いながら、投げます。
ふくらんでいるほうが表で、平らなほうが裏になります。
表と裏が出たら、おみくじを引いていいと言うことです。
もし、表と表、裏と裏になったら、そのことは占ってはダメと言うことなので、占う内容を変えて、再挑戦です。
私は一度で表と裏が出たので、そのままおみくじを引きます。
おみくじを引いたら、またさっきの赤い木片を2つ同時に投げます。
今度はこのおみくじでいいか、心の中で尋ねながら、投げます。
こちらも表と裏が出たら、その引いたおみくじでOKです。
それ以外なら、おみくじを引き直します。
今度も一度で表と裏が出ました。
あとは、おみくじが入ってる棚から自分が引いた番号のおみくじをもらうだけです。
左の番号の上に「平」とあります。
と言うことは・・・普通???
ガイドさんにも見てもらったのですが・・・はっきり「普通」と言われてしまいました(^_^;)
その他にもいろいろ書いてあることは、昔の言い回しで書かれてるそうで、ガイドさんでもわからないそうです。
「詳しく知りたいなら、説明してもらいますよ」と言ってくださったのですが、普通だし、まぁいいか!ってことで、細かいことは聞きませんでしたwww
あっ!それで、おみくじの棚のそばにおじさんがいたんだ!
引いたおみくじは持って帰ってもいいし、日本のように結んで帰ってもいいそうです。
これで終わりだと思っていると、ガイドさんに「お守りを持って帰りますか?」と言われました。
台湾では、お参りした後、気持ちだけお金をお供えして、お守りとお下がりを持って帰っていいそうです。
と言うことで、お守りとお米をもらって帰ってきました。
お守りはこんな感じです。
大きさは15cmぐらいあるので、部屋に飾ることにしました。
お米は写真を撮る前に、蘭斗が食べちゃいましたwww