姫路で有名なB級グルメを食してきました。
えきそばの歴史
戦後、できるだけ手間もかけずに麺類を販売しようと考えたのですが、当時小麦粉は、規制がキビしく、手に入りにくかった為、「こんにゃく」に目をつけました。
そば粉とこんにゃく粉を混ぜて、うどんに似たものを作り、うどんに似ていたので、和風だしでうどんに似たものを販売しました。
これが、えきそばの始まりです。
ですが、その後うどんに似たものは、時間がたつとのびて美味しくなくなってしまう!その上、長持ちしない!という欠点があり、試行錯誤を繰り返し、うどんに似たものを諦め、「かんすい」を入れた黄色いラーメンにたどり着きました。
そして、黄色いそばに和風だしという一見ミスマッチの和風ラーメンのようなものが生まれました。
これが、「えきそば」の誕生です。
ちなみに、「かんすい」とは、ラーメンの麺を製造する際に使われる食品添加物です。
「かんすい」は、アルカリ性で小麦粉のグルテン(タンパク質)と反応することで、中華麺のあの独特の食感、風味が生まれます。
さて、前置きは、これぐらいにして…。
えきそば大手前店
こちらは、少し姫路駅から離れた場所にあるお店です。
きつねのえきそばとてんぷらのえきそばです。
うどんと一緒ですな…。
ですが、麺が違う!ラーメンとも言えないし、ましてうどんではない!
でも、これが和風だしにマッチして、旨い!!
今では、カップ麺まで…。
なかなか、どこでも買える!ってわけではないですが、たまにスーパーで見かけると買ってしまいます。
次は、どろ焼きです。
どろ焼の歴史
どろ焼で有名なお店「喃風」。
こちらで、数年前にお客さんから言われた一言で生まれたそうです。
「たこ焼き、作られへんか?」たこ焼きの鉄板もない状態だったそうですが、なんとかお客様のリクエストにお答えしたく、考え出されたのが、始まりでした。
お好み焼きのネタに卵と出汁、タコを入れて、鉄板の上でオムレツのような形に焼き、明石焼き風に出汁で食べる!最初は、こんな感じで始まったようですが、旨い!と口コミで広がり、改良に改良を重ねて、誕生したのが「どろ焼」です。
現在では、「どろ焼」と「鉄板たこ焼」が看板商品になっています。
どろ焼
こちらが、どろ焼です。
ホント、見た目はオムレツですね。
たこ焼きによくある、外はカリカリ、中はふわふわ!と全く一緒の感じです。
これが、出汁で食べると、旨い!!病みつきになりそうでした。
こちらが、鉄板たこ焼です。
こちらも、同じくカリふわでした。
ソース味なので、平べったいたこ焼でしたな…。
ですが、このまま出汁に付けて食べて下さいと言われ、ちょっと躊躇しましたが、案外旨かったです。出汁は、ソース味になっちゃいましたけど…。
こちらの3種類を食べましたが、軽い感じなので、完食できました。
ちなみに、おでんも旨かったです。
出汁を鉄板で温めるとこなんかが、じんわり温かくなる感じで良かったです。
こちらのお店は、粉もん酒場としても営業されてるようなので、お酒のつまみに…お勧めですね。