今回は森之宮ピロティホールで『上を下へのジレッタ』を観劇してきました。
※ネタバレになりますので、ご注意くださいませ m(__)m※
このお話は手塚治虫の漫画が元になっていて1960年代のお話です。今から50年以上も前にヴァーチャル・リアリティの世界を『ジレッタ』として表現し、人間の欲望を風刺、文明批判、先見性など手塚治虫の得意技が描かれています。
自称・天才TVディレクターがテレビ界を追われ、「ジレッタ」に出会い、テレビ界に復讐する。そして、政界を巻き込み・・・やがて、自分が変わってしまったことに気づき・・・
横山裕さんが「原作を読んでから、舞台を見てもらった方がより楽しめますよ」と言っていましたので、早速、原作を読んでみました。その通りでした~。と言うのも、歌謡劇なのでセリフが歌になっていて、聞き取れない部分があったりしたのと原作のあの場面がこうなるんだ~と楽しめたりしました(^_-)-☆
ラストまで原作に忠実な舞台だったと思いますよ。
鳥貴族
今回は友達4人と観劇。私を含めて3人は早めに森ノ宮に行ってまずは腹ごしらえ。で、入ったお店は「鳥貴族」。隣のテーブルに座っていた方々がマチネを観劇されたようで、会話をゾウ耳で聞いてしまいました~。
席は1階の真ん中より少し後。会場が狭いため、どうにか表情まで見れるかな~って感じでした(;^_^A
1幕
会場が暗くなり音楽がかかります。その後、横山裕さん演じる「門前市郎」のソロが始まります。横山裕さん、やっちまいました・・・音が外れてる~(^_^;)その後、ちゃんと立て直してくれましたが・・・
ダンスと歌で舞台は進んでいくので、楽しくワクワクしながら『妄想歌謡劇』に引き込まれていきました。
休憩
またもやトイレにダッシュのつもりが、上手側が入口なのに友達が下手側に・・・あちゃ~、友達を引っ張って小走り。喫煙所は会場の外にあり、外出券をもらって外に出ます。
2幕
1幕の後半からの『ジレッタ』の世界が面白くて笑ってしまう箇所もあり、竹中直人さん演じる「有木足」の演技は、これってアドリブって言うところもあり、竹中直人さんが舞台に出てくると思わず目が釘付けでした。
途中、竹中直人さんが通路を通って舞台に行かれるのですが、目の前を通られた時には嬉しくて、友達と喜んでしましました。周りの方、すみませんでした(._.)
あっと言う間に終盤に。「門前市郎」の葛藤が始まり、手塚治虫さんの風刺が効いたラストに。最後の「門前市郎」の演技には見に来たかいがあった~。やっぱり横山裕さんの演技が好きだわ~。
中川翔子さんをはじめ周りの方の歌の上手さには、もうビックリ!特に本仮屋ユイカさんはバラエティのイメージが強かったので、演技の上手さに加え歌唱力には驚きの一言でした。
あとは・・・銀粉蝶さん!初めて知った方だったのですが、ファンになってしまいました。
横山裕さんは、ちょっとお疲れだったのかも!?声もかすれた気がします。
横山裕さんの中でも出来がよくなかったのかな・・・カテコの最後まであの横山裕さんの優しい暖かい笑顔はありませんでした( ;∀;)
※あくまでも個人の感想です。
『上を下へのジレッタ』
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_jiretta/